ブリーチで思い通りのヘアカラーを楽しんだ後、うねりやひろがりで髪がまとまらない…そんな経験はありませんか?
ブリーチ毛は薬剤によるダメージを強く受けているので、縮毛矯正との相性は良いとは言えません。
正しい知識がなく、ブリーチ毛に縮毛矯正をかけてしまった結果・・・
『髪が傷んで、チリチリ・ビビり毛になってしまった!』
『縮毛矯正をかけたことで、逆にボワっとひろがってしまった。』
こんな経験がある方も多いのが現状です。
ブリーチ毛は、縮毛矯正でさらにダメージするリスクが高いので美容室で断られることがほとんどです。
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結論からいうと・・・
ブリーチ毛に、縮毛矯正をかけられるかは髪の状態によるので1人1人違います。
専門知識を持つ美容師による適切な施術とアフターケアによって、ブリーチ毛でも理想のサラサラヘアを手に入れることができる場合もあります。
この記事では、ブリーチ毛に縮毛矯正をかける時に失敗しないために知っておきたいことついて徹底解説します。
ブリーチをしたけど、うねりがあってひろがりまとまらない悩みで縮毛矯正をかけたい方は最後までご覧ください。
目次
ブリーチ毛の縮毛矯正とは?

ブリーチ毛の縮毛矯正とは、ブリーチによってダメージを受けた髪に縮毛矯正をかける技術です。
ブリーチによって髪はタンパク質が流出し、キューティクルが剥がれ、非常にデリケートな状態になります。
そのため、アルカリ剤を使用した通常の縮毛矯正をかけることで、さらに髪がダメージしてしまうリスクがあります。
基本的には美容室では、ブリーチの履歴がある場合は縮毛矯正は断られるケースがほとんどです。
ブリーチ毛で縮毛矯正をかける場合は、施術前のトリートメントケアや薬剤の選定、アイロンの温度設定などに細心の注意を払う必要があります。
ブリーチ毛と縮毛矯正の相性
ブリーチ毛と縮毛矯正は、基本的には相性が良いとは言えません。
ブリーチによって髪はダメージを受け、縮毛矯正によってさらにダメージが進行する可能性があります。
特に、ブリーチの回数が多い場合や、ハイダメージ毛の場合は、縮毛矯正をかけることで髪がチリチリに (※1) 傷んでしまうリスクがあります。
※1: チリチリ: 髪の毛が乾燥してパサつき、まとまらなくなる状態。
ブリーチ毛に縮毛矯正をかけるリスクと注意点
ブリーチ毛に縮毛矯正を書ける場合は、以下のリスクと注意点があります。
☑縮毛矯正がうまくかからない: 髪のダメージが大きすぎると、縮毛矯正がうまくかからず、クセが伸びない可能性があります。
☑髪質が変わる: 縮毛矯正によって、髪の質感やツヤが失われる可能性があります。
これらのリスクを避けるためには、以下の点に注意する必要があります。
☑ダメージケアをしっかり行う: 縮毛矯正前後に、トリートメントやヘアパックなどのダメージケアをしっかり行うことで、髪のダメージを最小限に抑えることができます。
ブリーチ毛に縮毛矯正をかける場合の種類と特徴
ブリーチ毛に縮毛矯正をかける場合には、主に以下の種類があります。
☑特殊な縮毛矯正:特殊な縮毛矯正は、縮毛矯正を熟知した専門性の高い技術です。通常の美容室では対応不可の場合でも髪のダメージレベルに合わせて特殊な薬剤を配合することで、強いダメージを受けたブリーチ毛にも縮毛矯正をかける技術です。
ブリーチ毛に縮毛矯正をかける場合には、以下の点を考慮する必要があります。
仕上がり: ツヤが欲しい、なるべく髪を痛めたくない、少しでもクセを伸ばしたいなどの希望の仕上がりによって種類の選び方が変わってきます
ブリーチ毛に縮毛矯正をかける際には、経験豊富な専門性の高い美容師に相談しましょう。
髪のダメージが酷い場合は、縮毛矯正はあきらめて髪質改善トリートメントで髪のおさまりを改善しながら少しでも健康にしてから、縮毛矯正を検討したほうが早く綺麗になることがあります。
ブリーチ毛に縮毛矯正をかけた施術事例
ブリーチ毛に、縮毛矯正をかけた施術事例を紹介します。

【来店時の状況】
・ブリーチをして髪にダメージあり。
・くせ毛でまとまらない。
・縮毛矯正を断られ、髪質改善トリートメントを5回したけど改善しない。
ざっと、上記のような感じで毛先はチリツキがあるところもありました。
髪質をカウンセリングで確認すると、髪の中間部は髪の芯が残っていたので特殊な薬剤を配合してブリーチ縮毛矯正を施術しました。
仕上げはハンドブローです。
もともとあったダメージは残りますが、無事に縮毛矯正をかけることができてお客様も『正直、ここまで伸びるとは思いませんでした!』と感動されていたので良かったです!

ブリーチが全体に入っているので、クセのケアよりダメージを優先して、酸性の縮毛矯正(ハリスノフ5G)で施術。
トリートメント効果でツヤをだしながらナチュラルなストレートに仕上がりました。
ブリーチ毛は、デリケートな状態なので1人1人最適な施術が違います。
施術の目安は以下の感じです。
☑ブリーチ2回以内で中程度のダメージ:特殊な縮毛矯正or酸性縮毛矯正
☑ダメージが強い場合:髪質改善トリートメントで、まとまりを優先
ブリーチ毛に縮毛矯正をかける技術は、難易度が高いので髪質改善専門店などの信頼できる美容師さんに相談しましょう。
ブリーチ毛の縮毛矯正のQ&A

ブリーチ毛の縮毛矯正によくあるQ&Aを紹介します。
ブリーチ毛は縮毛矯正できる?
答え: はい、ブリーチ毛でも縮毛矯正は可能です。ただし、髪質によっては縮毛矯正がうまくかからない場合や、ダメージが進行してチリチリになってしまうリスクがあります。
ブリーチ毛の縮毛矯正のベストなタイミングは?
答え: ブリーチしてから半年以上経過し、髪質が安定してから縮毛矯正を行うのがおすすめです。
ブリーチ直後は髪が非常にダメージを受けているため、縮毛矯正を行うと髪がチリチリになってしまう可能性があります。
ブリーチ毛の縮毛矯正後のケアはどうすれば良い?
答え: 縮毛矯正後は、髪が乾燥しやすくなるため、以下のケアを行うことが重要です。
- シャンプーは、ダメージヘア用のものを選ぶ
- トリートメントやヘアパックを定期的に行う
- 洗い流さないトリートメントで髪を保護する
縮毛矯正が長持ちする方法は?
答え: 縮毛矯正を長持ちさせるためには、以下の点に注意しましょう。
- 髪を強く引っ張ったり、摩擦を与えない
- 熱ダメージを与えないように、ドライヤーやヘアアイロンの温度を低く設定する
- カラーリングやパーマは、縮毛矯正後しばらく期間を空けて行う
まとめ|ブリーチ毛に縮毛矯正をかけるために知っておくこと!
ブリーチ毛はダメージが強い場合が多く、縮毛矯正をかけると髪がさらに傷んで最悪の場合は『チリチリ、ビビり毛』になるリスクがあるので今までは美容室で断られることがほとんどでした。
しかし、現在では髪質改善などの専門的な技術をもつ美容室も登場したので、ブリーチ毛でもダメージレベルや髪質によって縮毛矯正が可能なケースがあります。
薬剤も、従来のダメージが強いアルカリの縮毛矯正ではなく髪のダメージを最小限におさえた中性・酸性の縮毛矯正の取り扱いがある美容室があるので、予約や施術前に美容師さんに相談しましょう。
価格の安さで選んでしまうと、結局さらにダメージして最悪の場合は、チリチリ・ビビリ毛になってしまうことがあるので注意が必要です。
信頼できる美容室を選んで、綺麗でまとまるツヤ髪を手に入れましょう!
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笹原 輝明

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